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オフィス移転のコンセプトを決めるには

オフィス移転を成功させるためには、コンセプトを明確にすることが重要となります。しかし「そもそも、オフィス移転のコンセプトをどう定めれば良いのか分からない」と頭を悩ませる担当者の方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、オフィス移転のコンセプトや目標の考え方、定め方などについて考えていきたいと思います。
オフィス移転の理由を明確にする
オフィスの移転は、会社や企業にとっての転換点となる出来事です。そして、ここで重要になるのが「なぜ、オフィスを移転する必要があるのか、移転しなければならないのか」といった理由を明らかにすることです。
オフィスを移転する主な理由には、以下のようなものが挙げられます。
- 執務環境を改善するため
- 分散したオフィスを集約するため
- オフィススペースを拡張するため
- セキュリティを高めるため
- オフィスコストを削減するため
- ワークスタイルの変化への対応
このように、移転の理由には様々なものがあります。実は、上記のように移転の理由や目的を端的に挙げるだけでも、移転のコンセプトや目標は定めやすくなります。
例えば、分散した複数のオフィスを集約するという理由の場合を考えてみましょう。なぜ、複数の拠点を一カ所に集める必要があるのか。そこから導き出されるのは、組織編成を合理化して生産性を向上させる、統合によってオフィス賃料などのコスト圧縮を図るといったコンセプトです。
「移転のコンセプト」という言葉だけ見ると、なにやら曖昧模糊としてしまいますが、理由や目的を明確にさえできれば、コンセプトはそこからスムーズに定められるはずです。
オフィス移転における目標を定める
オフィス移転のコンセプトが定まった後、もう一度、移転理由を確認することで目標が立てやすくなります。この際、理由はより具体的なものを挙げるのがポイントです。
- 社員増員の計画があるので、もっと広いオフィスに移転する必要がある
- 営業社員の移動を効率化するため、都心部へ移転したい
- 企業イメージを高めるため、グレードの高いビルへ移転したい
- 設備の老朽化が進んでいるため、セキュリティや最新設備が整ったオフィスへ移転したい
コンセプトが定まった状態で、再度、移転の具体的な理由や目的を見直すと、移転計画を立てる際に重要となる「目標」を設定しやすくなります。
また、ここで理由や目的をブラッシュアップしていくと、理想的な移転を実現させる条件となる「物件の立地や広さ」「必要な設備」「コストに見合った賃料」「物件のグレード」「最適な移転時期」などが集約され、目的別に行うべき行動や精査すべき項目などが明らかになります・
結果、より具体的な移転目標を作成できるようになるのです。
オフィス移転を成功させる鍵は、移転の理由や目的から指針となるコンセプトを導き出し、スケジュールの節目ごとに目標を定め、それを一つずつ達成することにあります。これらの項目は、移転を考える際に混乱しがちですが、「理由と目的」「コンセプト」「目標」をそれぞれ別物として認識した上で関係づけることで、把握しやすくなるはずです。